- 2012-05-07 (月) 23:43
- 【ドール】
ドルパ27の記事で、まったく成長してないとは書きましたが、じつは今回少しだけかしこくなったことがあったのでここで書いておきます。
いままでずっとなんですが、ドール服を作っているなかでいちばん苦手なのが袖つけでした。
ソーイングの本とかを見ると袖の部分の縫製の説明として、「袖側の山型のラインと見頃側の谷型のラインをうまいこと合わせてミシンで縫いましょう」とかいう、おいそれ矛盾してるだろ!的説明しかしてなくってですね。たしかに人間サイズの服だと布の大きさがある程度あるからまち針いっぱい使って無理やりラインを合わせて縫うこともそれほど大変ではないんでしょうが、ドール服となると小さすぎてまち針でとめるというところからすでに無理ゲー的様相を呈していて、毎度袖つけの段階になると胃が痛くなってゆううつな気分になってたものでした。もうね袖つけは歩留まりをどうしようかとかいうくらいの失敗率。見頃側の余計な布を巻き込んで一緒に縫ってしまうことがたびたびあったのです。
で今回もどんよりした気分で悩んでいたんですが、ふと、以前買ったドール服の型紙本があったことを思い出して、なにかうまいことやるヒントでもないかとパラパラみていたら・・・ありました!
どうするかというと、合わせる部分の見頃側の布を縫うラインの直前部分までハサミを入れておくという。そうすると見頃側の布の変形させる自由度が上がって袖側の山型ラインに合わせやすくなる。うーん目からうろこ。たしかにそうですね。
縫いラインの直前までハサミを入れる手法自体は前から知ってたんだけど、使うのは「2枚の布を表合わせで縫ったあと表に返したときに布が重なってじゃまになる部分を小さく三角形に切り取る(言葉にするとややこしいけど、例えば襟のパーツとかの部分)」とかいうところで、縫う前にハサミを入れておくというのは思いつきませんでした。
で今回のドルパで出す洋服で初めてやってみましたが、成功率100%!! 完全に効果ありでした!! やった\(^o^)/
ほんのちょっとのスキルアップですが、今後作るものを選ぶときに袖付きだからと優先度を下げることがなくなるのはすばらしいですね!
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