- 2008-10-25 (土) 6:28
- Digital Gadget | iPod touch | W-ZERO3 | パソコン・インターネット
モバイル・ワイヤレス・パーソナル・ホットスポット、うーんなんかわかりにくい? つまり持ち運べてバッテリー駆動できるwifiルーターかな? 回線は携帯電話網を使用します。
CradlePointというメーカーのPHS300です。
これさえあればあらゆる無線LAN搭載機器をwifiから携帯電話電波に変換してネット接続できるとゆう夢の装置です~(*^_^*)
というかね、いままでもwifiの載ったスマートフォンとかにAdhock接続するソフトウェアを入れて同じことができたんだけど、安定性がよくなかったり同時に1台しか接続できなかったりといまいち使えない感が強かったのです。ぼくも一時期アドエスにZeroProxyを入れて使ってましたけど微妙でした。なによりPHS回線遅いし。
でもたしかにこういう装置は日本でもこれまでにもあってしかるべきだと思うんですけど、それに日本のメーカーだったらそう困難なく開発できると思うんですけど、やっぱり携帯電話キャリアとの関係が問題なんでしょうかね~。
(長くなるのでたたみます)
これの存在を知ったのは引っ越してきてネット回線をどうしようか考えてしばらくしたころでした。
ADSLか光回線をひこうとしたら2ヶ月待ちとかありえない返事があって断念。emobileを調べたら奇跡的に圏内だったのでUSBデータ端末で契約してPCに繋いで使ってたんですけど、iPod touchをネットにつなぎたいしAirMacExpressを使って音楽をリモートスピーカーで再生したいのもあってPCをアクセスポイントとして使う方法を調べていたところにこの機器の情報がひっかかってきたのですね。見つけたときはちょっと目から鱗でしたが、考えてみればありうる装置だなーと。
でまあもちろん日本では普通には販売してなくって、個人輸入されてるかたからヤフオクで購入したのが7月のこと。最近では毎日持ち歩いてiPod touchでネット接続してます。
このPHS300の一番の心配点は電池のもち。付属のバッテリーでは2時間くらいしかもたないので一日持ち歩くには外部バッテリーは必須です。
これもいろいろ調べたところ、USB出力のバッテリー(PowerBankSlimとか)でも使えるものの、PHS300のバッテリーを満充電して減ってない状態からつないで使わないとダメらしい(PHS300のバッテリーが減ってる状態からだとつないでも充電できない)。どうやら電圧と電流の問題で、5.0V2000mA以上必要なようです。USB出力バッテリーじゃ電圧はともかく電流が足りないです。
5.0V2000mA出力できるバッテリーを探したところ、日本トラストテクノロジーのMyBatteryというのが評判もよさそうなので早速購入。Expertのほうはさすがにでかすぎなので(笑)Proのほうで。
一番の問題はPHS300とMyBatteryにつなぐDCプラグだったんですよね~。どちらもなんかあんまり見かけない特殊なサイズのコネクタ。これについてはイベントで東京に行ったときについでアキバへ寄って購入するという荒業で解決しました(*^_^*)。ちなみに購入したのはあきばお~近くにあるヒロセテクニカル。地下階に売ってます。(サイズとかは↓のほうを参照)
ケーブルは電流・電圧を考えると下手なものは使いたくないので、MyBattery付属のケーブルを切断して使用しました。ハンダごて使うなんて久しぶりでした。
いまでは丸一日とはいかないまでも10時間くらいは連続駆動できるようになりました(^o^)/ emobileの回線を使っているので速度もそこそこでますしね。
うちでもPCをつなぐときはPHS300経由でemobile回線。電源はACアダプターで。
出かけるときはACアダプターを抜いてバッテリー駆動で。必要ならMyBatteryも一緒に。
というすばらしいソリューションができあがりました(^o^)/
PHS300を使い出してしばらくしたころ。
コミーチュアという会社が認可を取ってPHS300の取り扱いをするというのでウォッチしてたんですが、なかなか進捗がないのでほんとにやる気あんのかな~と思ってたら、ようやく通販サイトで販売が開始されましたね。
各メディアでもPHS300の記事が出てきました。やっぱり公式日本語版が販売開始されたことが大きいんでしょうか?
でもねーどうも今回の日本語版販売は開始時期がちょっと遅かったというか、ほんとに欲しい人は個人輸入とかオークションとかアキバとか(笑)ですでに購入してすでに使っていると思うんですよね~。ぼくも含めて。
日本語版販売ページの在庫も最初の2000個からばんばん捌けていってるようでもないですしね。
日本語版で管理画面が日本語化されてるっていっても、英語版でもそんなに難しい設定があるわけでもないし。まあ不具合が出たときのサポートとかは安心なんでしょうけど。
ぼくも1個予備として確保しておきたい気もするけど、今後日本のメーカーから同様の製品がでる可能性もなくはないので(バッファローあたりから?)、しばらく様子見です。できればemobileからSIMカードを直接刺せるものがでてきてくれればいいんだけど、それはちょっと無理かな?
あ、コミーチュアのEye-Fiとのセット販売の計画のほうはどうなるのか気になるなー。いまデジカメで撮った写真をiPod touchに転送する方法がないから、デジカメ→Eye-Fi→PHS300→emobile→サーバースペース(Flickrとか)→emobile→PHS300→iPod touch というスマートなんだかややこしいんだかわからない(笑)解決方法を試みたいのです~。
最近になって似たような製品がでてきましたね。
「ワイヤレスゲート ホームアンテナ for イー・モバイル」は直接ACアダプタ接続ということで外部バッテリー駆動が難しいので使えなさそう。USB×2とLANポート×2は魅力的ですが。
WILLCOMの「どこでもWi-Fi」はそもそも回線が遅いうえに発売が来春とか時期を逸してますね。WILLCOM COREの次世代PHS回線が使えるならまた違うんですけどねー。いろいろ残念。
というわけで、いまのところPHS300+emobile最強!というのは変わらないようです。
各種リンク。
「PHS300」
- CradlePoint
- コミューチュア
- CradlePoint FUN BBS
- イー・モバイル対応のポータブルWi-Fiルータ PHS300、日本上陸(engadget Japanese)
- PHS300日本公式販売サイト(株式会社コミューチュア)
- PHS-300絶賛販売中!(「ジャングル秋葉原本店」WEB通信販売サイト)
- 携帯電話経由で通信できるモバイル無線LANルータ「PHS300」(BB watch)
- iPod touchやPSPでどこでもネット接続、3G対応の持ち歩ける無線LANルーターが8月末にも登場(IT pro)
- PHS300でTouchにWi-fi環境を!(くろすけの、まったりと過ごす日々)
- PHS300+Dekaba(kiyonariさんのブログ)
- PHS300:DC-INプラグサイズ=外径5.5(マイナス側)×内径2.5(プラス側)
- MyBattery Pro n:DC-OUTプラグサイズ=外径3.4(マイナス側)×内径1.3(プラス側)
- マル信無線電機株式会社
→DCプラグカタログ(PDF注意!) - ※各プラグサイズについては実機にて再度ご確認ください。万一間違っていた場合責任がもてませんので。
「ワイヤレスゲート ホームアンテナ for イー・モバイル」
- イー・モバイルエリアを無線LANエリアに変換するアンテナを販売(トリプレットゲート)
- イー・モバ端末対応の無線LANルーター トリプレットゲートが発売(ITmedia news)
- イー・モバイルのUSB端末に対応したモバイル無線LANルーター(ケータイwatch)
- イー・モバイルのUSBモデムを直接挿せる無線LANルータ登場(スラッシュドット・ジャパン)
「どこでもWi-Fi」
- 「どこでもWi-Fi」の発売について(WILLCOM)
- W-SIM対応、eneloopで駆動する「どこでもWi-Fi」(ケータイwatch)
- TGS 2008:ウィルコムのPHSルータ「どこでもWi-Fi」(engadget Japanese)
- W-SIM搭載で「どこでもWi-Fi」 小型モバイルAPをウィルコム、バッファロー、三洋が開発(ITmedia news)
- いつでもどこでもインターネット接続できる無線LANアクセスポイントデバイス(Digital Freak)
- ウィルコムとバッファロー、持ち歩ける無線LANルーターを来春投入(IT pro)
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